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超音波流量計

超音波流量計の原理

超音波とは、人間の耳に聞こえない高い振動数を持つ弾性振動波(音波)で、一般的には20kHz以上の音響振動と定義されます。
超音波は音響振動ですから、これが伝わるために気体、液体等の媒体を必要とします。また、超音波は同様な媒体を使う電波(電磁波)に比較して伝搬速度が遅く波長が短いので、通信機器の様に遠くまで信号を到達する必要のない流量計に適しています。
超音波流量計の計測方法としては、超音波伝搬時間差方式、超音波伝搬時間逆数方式(周波数差法)、ドップラー方式等いくつかの方法があります。弊社が採用している「超音波伝搬時間差方式」は、図1に示すように配管に超音波送受信器を上流側と下流側に配置し、送受信器1⇒送受信器2、又は、送受信器2⇒送受信器1と交互に超音波を送受信しています。交互に受信する超音波伝搬時間の差から流速を算出し、流路断面積と補正係数を乗じることで流量を求めることができます。